台風や地震で停電が起こった場合、クレジットカードや電子マネーといった電子決済が使えなくなります。
そんな時に必要なのが「現金」
現金はいくら用意すべきか?
どこに入れておくのが良いか?
などを見ていきましょう。
現金はなぜ必要?
台風や地震では送電設備のトラブルが起こり、停電が起こりやすくなります。
災害にきちんと備えていれば良いのですが、用意していても必要なものが出てくれば空いている店に買い物に行かなければいけません。
食品なら避難所でもらえると思っている方もいますが、災害の規模によって避難所はすぐに機能しないこともあります。
実際私は、2019年台風15号で長期の停電を経験しましたが、近くのコンビニやドラックストアは営業をしていました。
冷凍品は買えませんでしたが、飲み物や子供用のおやつ等は買えたのですごく助かりました。
しかし、店も停電中の営業なのでクレジットカードや電子マネーの取り扱いは出来ずに、支払いは現金のみ。(一部電子決済が可能)
キャッシュレス化が進んでいるので、私も普段は現金をほとんど使いませんが、災害用に現金は用意するべきだと感じました。
現金は分散して用意しておく
用意する現金は分散するのが基本。
現金は災害時に強いですが、盗まれる可能性があります。
また、地震等でモノが散乱すると現金を持って逃げられない可能性もあります。
分散する場所は、
・財布
・持ち出し用防災グッズ
・車
・金庫
など
災害はどこで起こるか分からないので、出先で被害にあった場合を考えてお財布の中にも災害用のお金を忍ばせておくと安心です。
後は、持ち出し用の防災グッズの中、車がある人は車にもあると良いでしょう。
ただ、車の場合は防犯対策をしっかり行って、なるべく外からは分からない場所に隠しておきましょう。
他にも家の金庫や冷蔵庫にも分散してもいいかもしれません。(こちらも防犯対策が必要です)
家の間取り等やライフスタイルによっても持ち出しやすい場所は違うと思います。
大切なのは、災害用の現金は1カ所にまとめずに分散して用意することです!
いくら必要?現金は細かいお金で持っておく
現金はいくら用意するべきか?目安は2~5万円。
災害時、まずは「家族が数日間過ごせるようにする」というのが大切です。
備蓄で数日間過ごせるのが一番ですが、万が一足りないものがあって、店が空いていたら購入できるという状態にしておくというのがベスト!
買い物ではなく、被害の少ない親戚や友人の家に避難する時にも多少の現金があれば安心です。
そして、重要なのは1万円札だけでなく、小銭や1000円札といった少額のお金を用意すること。
大規模な震災では買い物客が殺到するため少額の買い物に対して1万円等の大きいお金は使えない場合があります。
1万円だけでなく、小銭や1000円札を用意しておけばどんな買い物にも対応できます。
また、携帯は災害時繋がりにくいだけでなく、電波基地は基本的に停電から24時間しか稼働しません。
親戚や親などに連絡を取るのに便利なのが公衆電話です。
公衆電話は10円単位なので、10円を持っておくと便利です。
まとめ
1. 災害用に現金を用意しましょう。
2. 現金は分散して用意しましょう。
3. 現金は小銭や1,000円札など細かいお金を用意すると便利です。
ぜひ実践してみて下さいね。
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